よそ者だからわかる魅力!学生から企業まで、みんなで考える米川発のまちづくり
こんにちは。さわです。
長浜まちなかには米川(よねかわ)という川があります。実は、米川は面白いチャレンジで溢れているんです。
時にはお子さんたちの教育の場になったり、米川から長浜のまちを盛り上げようと大人たちが勉強会を開催したりしています。
実は私も米川を活用してお子さんたちの教育プログラムを作るお仕事として、このプロジェクトに参加しています!
米川では日々さまざまなチャレンジが行われているんですが、その裏側にはあるグループの存在がありました。
その名も「米川よろず会議」。
米川よろず会議は水辺の憩いや楽しみ、たくさんの工夫と学びの機会に溢れる米川のある風景を、未来に残していきたいと考えています。 米川に関連する情報の集約、米川のある長浜の将来イメージの共有、研修会の開催、そして川まちづくりを進める取り組みをじっくりとすすめて参ります。
米川よろず会議の一員ですが、知らないことがたくさんあるんです…。
私は普段「お子さんの教育」という分野で米川よろず会議に参加しているのですが、中には大人向けのワークショップを開催したり、居心地が良くつい歩きたくなってしまうまちを作る挑戦をしている方がいます。
米川よろず会議で活動する方々の想いや、なぜたくさんの挑戦者が集まるのかもっと知りたいんです。
いてもたってもいられなくなったので、米川よろず会議のメンバーに取材をしてきました。
今回取材したのは、長浜でまちづくりに挑戦している、滋賀県立大学大学院生の丸山泰誠さんと安田希亜良さんです。
元々は長浜には縁もゆかりもないお二人。それなのに、なぜ長浜でまちづくりに挑戦するのか。
そこには長浜の魅力と長浜のまちづくりにアツい想いを持った方々の存在がありました。
丸山泰誠 | 滋賀県立大学大学院生
東近江市永源寺出身。大学院では「都市計画」と「まちづくり」を勉強中。滋賀県のJR駅周辺でどうやったらコンパクトシティができるかの研究。
安田希亜良 | 滋賀県立大学大学院生
大阪府出身。大学院では、生態系保全と防災の両方を大切にする、流域治水について学び中。
川からまちづくりとは?
米川でたくさんのチャレンジが行われているじゃないですか。これまでどんなチャレンジがありましたっけ?
小学生向けの発電ワークショップや夏の生き物キャンプは一緒に企画しましたよね。
先日は日本中の川好きが米川に集まって、勉強会を開催しましたよね。
この研修会、私も参加しました!米川を歩いたり、米川での活動を聞いていただいたりしましたね。
米川での取り組みについて、ポジティブな感想と未来のイメージを共有できて嬉しかったですね。
この研修会で「米川すごい」「面白い」という言葉をたくさんいただきました。米川の何がそんなにすごいんでしょう…?
米川から長浜という街を、より良くしようとする人たちが多いことですかね。
他の川は、川からまちづくりをしようとする取り組みが少ないんですか?
取り組み自体は日本中で行われているんですが、米川自体が秘める可能性も相まって各チャレンジが面白くなっているんだと思います。
米川だからうまれるチャレンジがあるんですね!米川はどんな可能性を秘めているんですか?
まちと川がとても近いんですよ。
そして湧水が多いから水がきれいなんです。
確かに、近いですね。どこからでも川に入れますもんね。
そうなんですよ。あとは米川で何か活動をしていたら、観光客の方が足を止めて面白そうに橋からのぞいてくれます。
米川そのものが観光資源になる可能性が大いにあるんです。
どういうことですか?
米川はまちに住む人々の心を癒したり、楽しませてくれたりするんです。
確かに米川での面白いチャレンジが長浜に来る理由になれば、観光資源になれそうですね。現に教育資源にはなっているので、観光資源にもなれば、米川からまちづくりをするチャレンジがもっと増えて行きそうです。
長浜の地域性に魅了され、大学院生も参加
丸山さんも安田さんも長浜出身ではないですよね?
はい。僕は東近江市出身で安田さんは大阪出身なんです。
大学院があるのは彦根ですよね。なぜ、長浜で行われる米川よろず会議に参加しようと思ったんですか?
長浜の魅力に惚れたんですよね。
詳しく教えてください!
僕が長浜に関わるようになったのは、安田さんに誘ってもらったから。初めて長浜へ来た時に、長浜まちづくり株式会社の竹村さん*が、自転車で街中を案内してくれました。長浜の歴史やまちづくりの仕掛けをたくさん教えていただいて、もっと知りたいと思ったんですよ。
※竹村さんの航海記取材記事はコチラ
そうだったんですね。大学院の研究内容とも近いんですか?
はい。僕は滋賀県のJR駅周辺で、持続可能な都市を作るためにはどうしたら良いかを考える研究をしています。米川は長浜駅からも近いので、大学院の研究にも活用させていただいています。
実践しながら研究ができる環境。すごくいいですね。
安田さんはなぜ米川に関わろうと思ったんですか?
私は大学の授業のフィールドワークとして米川に入ったのがきっかけでした。
米川に入って何をされたんですか?
ただただ川を歩きました。
歩いただけですか?
歩きながら、大学の研究室の先生や竹村さん、地域の方が川から見た長浜の歴史や、まちの特徴についてお話ししてくださったり、地理地形や植物を調べたりしました。
面白そうです!
まちのことを知ることがこんなに面白いとは知らなかったです。
そんな授業があるんですね…私も参加したいです。お二人とも体験を通じて米川の魅力を感じ、米川でもっと活動したいと思われたんですね。
そうですね。まちの魅力もそうですし、竹村さんをはじめとする地域の方の熱意に惚れたというのもあります。全国の川が好きな方々にもぜひ米川の魅力を感じてもらいたいです!
わかります。私も去年長浜に移住して来たんですが、その時も自然や歴史などの魅力はもちろん、人の温かさや人情に惚れて移住を決めました。
体験して、人の話を聞いて、人に会うから他にはない魅力を感じるんでしょうね。
どんな人でも参加しやすいまちづくりの入口に
米川よろず会議の役割ってなんだと思いますか?
そうですね。よそ者というか…移住者や長浜に住んでいない方がまちづくりに参加しているイメージがあります。
確かに私やまるさん、さわさんもよそ者ですよね。
よそ者と地元の方という違いがありますね。
でも、あくまでも地域の主体は地域の方だと思うんです。
共感します。よそ者だからできる役割は何なのでしょう?
あくまでも裏方として、地域の方の気がつかない魅力を見つけていくことじゃないですかね。
米川を楽しく歩いたり、歴史について知ったりする体験を通してということですか?
そうですね。「1回参加してみようかな」という気軽なところから関われるので、参加のハードルが低くなると思うんです。
確かに、移住したての私でも気がついたら楽しくまちづくりに参加できるようになっていました。
米川よろず会議の役割は、長浜のまちづくりに関わるための入口なんだと思います。
多くの方が関わりやすいように窓口があるイメージですね。
米川よろず会議でこれからどんなことをしていきたいですか?
いろんな人が米川に遊びに来て、川に足をつけながら本を読んだり、カフェみたいなことができたりしたら面白いなと思います。
長浜未来ビジョンがまさに、米川よろず会議が目指しているところだと思います。
もっと具体的に聞きたいです!
たくさんの人が集まって、娯楽も勉強もできて、楽しくて住みたいと思うような街を作ることができると思うんです。
まさに、未来ビジョンですね。未来ビジョンの取り組みに、どんな人も参加しやすい入口として米川よろず会議があるんですね。
よそ者だから気がつくまちの魅力。そんな魅力が大好きな熱い気持ちを持った方々が集まって、まちづくりをする。
これからもっと多くの面白い挑戦が、米川から生まれていくんだろうなぁ。私もたくさん面白い挑戦をしていきます!
長浜のまちづくりに関わる第一歩として「米川よろず会議」があります。
長浜の魅力にどっぷり使ってみたい方はチェックしてみてください!
▼お問い合わせ等は長浜まちづくり株式会社さんへ
長浜航海記・船員。京都から長浜へ移住し、株式会社crevus designを設立。小学生向けの体験教室やデザインなどのクリエイティブ事業をしている人。ど根性地べた這いつくばって進むタイプ。